2011年11月23日

飛行機の中で読んだ本

伊丹空港での乗り換え待ち時間に、売店(?)で本を3冊購入。

行きのITM->SDJで、老眼にむち打ってまず1冊。

うーん、信念の男なのねぇ。>SJ。
また、最高の営業マン(下記参照)だったのかもしれない。>SJ。

「自分(顧客)が何を欲しいかなんて、それを見せられるまで分からないことが多いものだ。」
ってのは、その通りだと思う。

ちなみに、この手の「名言集」には、つまらん解説がつくことが多いけど、
本書の解説と言うか補足は、なかなか良かったと思う。

帰りのSDJ->NGOで次の1冊。

本書の中で定義されている「営業」や「営業マン」とは

・「営業とは事業を営むこと」
・営業とは「顧客に支持と満足をいただくための仕事」
・そう考えると、営業マンの本当の仕事は「顧客が何を求めているのか」
 「顧客は何を提供したら喜ぶのか」という、その「何」を探し、
 見つけることと言えます。そして見つけたものを会社に作らせることです。

と言うことです。

腑に落ちることが多いなぁ。

    

2010年10月16日

平時の指揮官 有事の指揮官


初代内閣官房安全保障室長である著者が、自身の経験に加え、『海軍次室士官心得』『部下から見た監督者論』などをもとにした、中間管理職向けの叱咤激励文である。

『海軍次室士官心得』は旧日本海軍内に非公式ながら読み継がれていた中間管理職(である士官)向けの指南書である。
『部下から見た監督者論』は警察学校内のアンケートをもとにした「管理職ベカラズ集」といっても良いものである。

平時と有事でのリーダの心構え/優先判断/行動の違いを実例を挙げて解説してくれている。
具体的な話が多く、心構えでは「下学して上達す」など高尚な話から、行動での「5分前の5分前の5分前行動」「起立会議」「大声で指示を出せ」などは、納得させられる。

#上司って、親以上、親分以上、研究者以上じゃないとダメなようね。
#耳が痛い話も多い(^^;

一読をお勧めする。

続きも読む "平時の指揮官 有事の指揮官"
    

2010年1月19日

電力会社のおしごと


ぱらぱらと斜め読みして、「若いものにまわそう」という事になったが、
なかなか面白そうでした。
配電マンの心意気も書かれてました(^^;
プロジェクトX風で面白かった。

    

2009年8月27日

ドキュメント系の本

これは、仕事関連で何か役立てばと。

まぁまぁかなぁ。
自分の頭の引き出しに道具集として入れておくには良いかも。


即使える道具集としては、今ひとつ。
考え方としても、頭にほとんど残っていない(^^;。
社会人1年生が読むには良いかもしれないけど、それでも「なるほど」と思うのは最初の数ページだけかな。
はずれかな。


上と同じ著者だけど、こちらの方がまだまし?
でも、もう少し整理して書いてほしいところ。


上の本が、絶版になった代わりに、増補改題して、下の本が出来たようだ。

まだ、1週間コースの中の3日目までしか読んでいないけど、これは大当たりの予感。
仕事の文化圏が私と非常に近いせいも有るかもしれないけど、「そうそう!その通り!」「なるほどこうすれば若いやつに伝えられる!」という、文書作成のシステマチックなコツとそれを実現するワークシートを明確に示している。
もう少し、読み進めて、もう一度感想を書こう。

    

2009年6月13日

知的生産力が劇的に高まる最強フレームワーク100

「型(かた)」を使って仕事をすることを覚え始めた人に「こういう型があるよ」と知ってもらうためのカタログというところか。
たまに見かける、カレンダーとか手ぬぐいに「相撲四十八手」とかが描いてあるものと似ている(?)。

四十八手の決まり手を見て相撲がうまくなる訳でも、決まり手を体得する訳でもないように、
この本を読んで「型を使いこなせる」訳ではない。

この本を読んで「型」を知り、さらにこの「型」を使いこなすためにはどのような勉強をすれば良いかを考え、
無手勝流から脱皮するための第一歩とするためには良い本ではないかなぁ。
だから、短時間でさらっと読んで(眺めて)、使える型に印を付けておくような読み方が良いと思う。
#懸命に一字一句を読み込んで、覚えるようなものではない。

また、普段から「型」の有用性に気がついている人には、復習や新「型」の気付きを与えてくれるものだと思う。

逆の言い方をすると、「フレームワークのすべてを書き尽くしてある」ものではない。
#そもそも、そんなことを期待して本を買う方が間違っている(^^;
#どんな本でも、1冊ですべてのニーズ/ウォンツを満たすものなど無いんじゃないかな。

    

2009年5月23日

考え・書き・話す3つの魔法


 HRインスティテュート野口代表の最新刊『考え・書き・話す「3つ」の魔法』
 という書籍を読んだ。

 野口代表は、某社の社内教育の講師も行っており、過去に受講したことは
 いつか書いた気がしますが、相変わらず端的な書きぶりで読みやすい。

 私にとって目新しいものは少なかったが、過去に講義で受けたエッセンスが
 非常にコンパクトに纏っており、最初に読むには良いのではないだろうか?

 特に、「吉野家のうまい・やすい・はやい」「イチローの作文」「守・破・離」
 「フレームワーク思考」など、私が常々若手に言っている内容が書かれていて
 うれしい限りである。

会社内では、若手の「思いがあるやつ」を中心に、回覧するかな。
もっと思いがあるやつは、買って読むかな?(^^;

    

2009年4月21日

守破離

日経新聞から。

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守破離がこんなところにも。

    

2009年1月31日

2.5インチHDD価格

1/29の日経新聞の記事から。
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すごいペースなんだなぁ。
手元のノートも320GBなんだけど、動画を撮り溜めるとあっという間にいっぱいになりそう。

    

2008年9月18日

www.j-wavemusic.com 9月25日22時

Brandnew(J)

www.j-wavemusic.com 9月25日22時からPLATOnに
『コンサルタントの「質問力」 』著者の
HRインスティテュートの野口さんが出演するそうな。
PLATOn

録音できるかなぁ。

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2008年6月29日

読もうとしている本、読んでいる本

↑一応、読了。
まぁ、ためになりそうな意見もあり、
つまらん話もあり(^^;

↑まだ、手つかず(^^;

↑やっと、3割程度読み終わり。
今まで読んだことのない分野の本だけど、おもしろい。
我流だらけの「弟子の育て方」の良い所も評価しつつ、教育を科学している感じ。

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2008年5月24日

ダメな会社ほど社員をコキ使う

会社の若手が研修でもらったとかで、その若手がボスに持っていったところ、まず私に読めとのこと。

特段「なるほど、これは!」と目から鱗が落ちると言うところはなかったが、
思い当たる節があちこちに有って、笑えたり反省したり。

いくつか役立ちそうな内容を引用する。

『...マネジメントの原則は組織と個人の関係をスムーズに機能させることにある...
そのためには、以下の三つのプロセスが不可欠です。

(1)組織や仕事に起こっている問題点を洗い出して自由に「議論」する。
  -「議論」を整理しまとめる。
(2)「議論」した内容をもとに方針を「決定」する。
  -「決定」した方針を具体化する。
(3)「具体化」された方針を「実行」する。
  -「実行」された結果を「評価」する。
...
これらがすべて行われて初めて「価値を生む」ことが可能となる...』

まぁ、PDCAですね。言うは易く、行うは難しだけど。
また、「議論と喧嘩は違いまっせ」と言う主旨のことも書いてある。

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2008年4月20日

毎度、新聞から

日経新聞の記事から気になった図表を。

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3.5インチも2.5インチも、もう少し伸びるのか。

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2008年4月12日

通信関連の記事

これも、日経の記事から。

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世帯カバー率はもう頭打ち。でも普及率はあと半分あるのか。

#テレビや携帯みたいに、普及率が100%近くまでいけばいいけど。
#そこまでは行かないかなぁ。
#いわゆるキラーコンテンツとキラー端末が出てくると、伸びてくれるかな。

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交通関連の記事

これも、日経の記事から。

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福岡市交通局が「はやかけん」。
西鉄が「nimoca(ニモカ)」。
JR九州が「スゴカ」。
まぁ、いいか(^^;

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CREマネジメントサイクル

これは、日経に載っていた広告記事だったかな。

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なんでも、PDCAなのね(^^;;
でも、なんで、中心に「データの一元管理」もあるのかな。

#というか、一元管理って、本質は何だ?(^^;

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新聞に載っていたいろんなグラフと図表

全部、日経新聞から(^^;
いつのか、良く分からなくなっていて
掲載日不明でごめんなさい。

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バブル時期から、がっくり減ったのかな。


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2008年3月 8日

報連相

毎度おなじみ、日経Plus1より、『一段上行く「ホウレンソウ」』だって(^^;

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どこかで、似たような話をしたなぁ。

#どうでも良いけど、パワーポイントでの文字欠けが発生しているよ(@o@;>この写真
#近々、プレゼンやる人は、気をつけてね。

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2008年3月 1日

上司はここに気をつけて

これも、同じ日経2008.03.01の記事中にあったもの。

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私が反省しなければならないことも多いけど、
そこの君、「あぁ、うちの上司のことだ」と思っていると、
君の部下・後輩から「あぁ、うちの先輩のことだ」と
思われているかもよ。

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2008年1月20日

いろんな図表・グラフ

新聞や雑誌に載っていた図表やグラフをまとめて。

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何となくわかりやすい図だな。

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2007年12月 1日

システム開発期間短縮

日経朝刊2007.11.27に乗っていた記事。

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この図じゃ、何の事やら分からない(^^;

記事を読むと何となく分かるけど...

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2007年9月 8日

新書2冊

とりあえず、買ったという記録だけ残しとく。

また、失敗学関連↓(^^;


以前も似た様なのを買ったっけなぁ↓。

    

2007年8月19日

「まずい!!」学―組織はこうしてウソをつく / 樋口 晴彦

久々の新書。

3時間程度で読み終わったが、あちこちに耳が痛い話がある。

誰でも仕事での失敗は出来るだけしたくないと思うし、
私も仕事でいろいろな作業なり管理なりを行うことが多いが、
忘れがちな「監督責任」について再度思い起こさせてくれた。

つまり、以前から思っていた
・実行責任
・説明責任
に加えて
・監督責任
がある。

「監督責任」は「実行責任」に包含されるものであると考えるが、
アウトソーシングやサービス利用の形態が増えるにつれ、
明確に「監督責任」として意識しなおした方がよさそうである。

#全く意識していなかったわけでは無いけど。

早く第一弾の下記書籍も読んでみたい。

続きも読む "「まずい!!」学―組織はこうしてウソをつく / 樋口 晴彦"
    

2006年5月19日

ウェブ進化論 本当の大変化はこれから始まる

なかのさんからもコメントを頂いていたし、一緒に面接官を行った同僚が「読みましたか?ベストセラーですよ。」と言うので読んでみた(^^;

なるほど、売れているだけあって今知りたいことが的確にまとめてある。
良くいわれるGoogle脅威論をわかりやすく解説しているし、Web2.0やロングテールの解説も入っている。

「向こう側」と「こっち側」の対比も適切でわかりやすい。

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2006年4月 9日

企業を取り巻くリスク

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色んなリスクが網羅されているのかな。

しかし、「紛失」「窃盗」「DoS」とかも追加して欲しい感じ。
粒の大きさ(粒度)もちょっとバラバラなのかなぁ。

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2005年11月30日

買うかな?

買うかどうかは、ぱらっと立ち読みしてからかなぁ。

#軍に戦略はあるだろうけど、それをもとに記事にまとめる人に
#スキルと思いがあるかどうかがポイントだよなぁ。

    

2005年10月23日

NIKKEi プラス1 2005.10.22 「これが上手な謝り方」

毎度、土曜日の日経プラス1には面白い記事がある。

「これが上手な謝り方」という記事があったが、なかなか面白いことが書いてある。

謝るときには、何らかの失敗が発生したときであろう。
その失敗の分類の図があった。
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畑村氏とは、失敗学会の畑村洋太郎教授である。
この分類はなかなか良いなぁ。どれかに当てはまりそう。
#もちろん、複数に当てはまるものもある。

尚、この分類図のフルセットは、「失敗まんだら」として公開されている。

また、記事中に、畑村氏の話として、

『「人はだれでも間違える。どこに原因があり、どうすれば防げたのかを明確に示すことも謝罪を受け入れてもらうためのポイント。再発防止は失敗したものの責任であることを自覚して欲しい」と解説する。』

とある。

ひたすら頭を下げて、謝るだけでは納得してくれるわけはない。

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2005年9月13日

技術士受験問題集

全く過去問を見ずに受験するほどの実力も度胸もないので、とりあえずAmazonでポチッとしてみた。

届くのはいつかな?

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2005年8月 5日

事業継続性ガイドライン

数日前の日経の夕刊の記事だったかな。

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ガイドラインそのものは事業継続ガイドライン第一版として公開されている。

広義のディザスタリカバリが大事なのは言うまでもないのだけれど、どんな企業でも出来るものではない。

この前の福岡での地震(震度6弱)でもびくともしなかったiDCへの安価なリモートバックアップサービスを某社がやっているんだけれど、あまり知られていないせいか問い合わせも少ない(^^;

アピールしないとね。

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2005年7月 4日

キャリアの軌跡

#正確にはBooklogではないけど。

2005.07.04の日本経済新聞夕刊の「キャリアの軌跡」から。
デュポン取締役 真鍋敏子さんの記事。

『一度だけ職場で泣いたことがある。』
中略
『多忙を極め、連日深夜まで残業が続いた。』
中略
『なのに二人の同僚は淡々と仕事をこなし、早々に帰宅する。
 「仕事がつらくて泣いたのではない。同じプロフェショナルなはずなのに
  同僚より劣る自分が許せなかった。」
 と振り返る。』
中略
『職場での涙は仕事の進め方を見直す景気になった。
 同僚の働き方をさりげなく観察し、コツを学んだ。

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2005年6月26日

マルチタスクが「脳力」を奪う


DIAMOND Harvard Business Review July 2005の記事から。

記事概要は「仕事のできる人ほど陥りやすい マルチ・タスクが「脳力」を奪う / エドワード M.ハロウェル 精神科医」で参照できる。

CNET Japanマルチタスクで人間の知力が低下する?--情報化時代のアイロニーでも、同著者の同様な記事が参照できる。

脳も生物の一部の器官であり、酷使するとダメージを受け、「業務処理モード」で動けなくなる。
脳は、完全に動けなくなる前に、脳内のいろんなチェック機構を使って、ペースダウンをはかろうとする。
そのペースダウン状態である「生命維持モード」に入ったときに、ADT(注意欠陥特質/attention deficittrait)になるんだろう。

記事によれば、


「ADTになると、整理したり、優先順位を付けたり、時間を有効に活用したりといったことが難しくなる。」

とある。

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2005年4月21日

これだけは知っておきたい個人情報保護

通称「個人情報保護法」の施行により、ある程度の規模以上の法人社員や事業者は
1.個人情報とは何か
2.個人情報を漏らさないためにはどうすればいいか
を考えなければならなくなった。

それらを考える上で、
3.具体的事例
を知り、
4.法令・ガイドラインでの遵守すべきこと
の概要をつかみ、具体的な
5.対策ポイント
を考える必要が出てくる。

さらに、全ての企業が本分野に詳しい弁護士を雇うわけにも行かないだろうから
6.方針例・保護方針公表事項の例
なども、すぐに使える雛形として必要になってくる。

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2005年4月11日

曖昧性とのたたかい―体験的プロジェクトマネジメント論 / 名内 泰蔵

やっと読めました。

体験的プロジェクトマネジメント論と言うサブタイトルが付いているが、まさに著者の実体験をもとにした「べき集・べからず集」だと思う。

プロジェクトマネジメントという言葉もない時代から、日本の会社は小集団活動などをベースに現場の知恵が凝縮された「べき集・べからず集」を作成していたと思う。
私も会社に入った当時、設計や製造においていろんな格言集的なものを読んだ記憶がある。

当時、「こんなもの読んでも、良いものが出来るのかな。もっと体系的にまとめたものの方が良いのではないか。」と考えてきた。

続きも読む "曖昧性とのたたかい―体験的プロジェクトマネジメント論 / 名内 泰蔵"
    

2005年3月25日

2005年2月 5日

日経新聞 2005.02.03 新たな企業危機管理を求めて

日本経済新聞の2005年2月3日の24面〜25面の特集記事

1月28日にあった関西経済人会議シンポジウムでの討論会の模様が書かれていた。
内容は、阪神淡路大震災や9.11テロ後に脚光を浴びているビジネス継続性に関するものである。

続きも読む "日経新聞 2005.02.03 新たな企業危機管理を求めて"
    

2004年12月22日

人間発見 私の経営哲学

いわゆる一流どころの経営者(会社ではなく経営者が一流)24名が、
その生い立ちまでもさかのぼり、経営哲学の原点を語ったものを
日経新聞の編集委員がまとめたかたち。

表向きの光が当たっている部分しか書いてはいないのだろうけれど、
それでも挫折あり、転機ありでそれぞれ迫力がある。

会話調で書いてあり、短時間で読めると思う。

続きも読む "人間発見 私の経営哲学"
    

2004年12月18日

ナンバーワン企業の法則―勝者が選んだポジショニング

原題は "The discipine of market leaders"「マーケットリーダの価値基準」である。
本書の「訳者あとがき」にあるが、原著の表紙には、
CHOOSE YOUR CUSTOMERS, NARROW YOUR FOCUS, DOMINATE YOUR MARKET
と書いているらしい。
#選択と集中そのものですね。

著者は経営コンサル会社のコンサルタントである。
全12章からなっている。

続きも読む "ナンバーワン企業の法則―勝者が選んだポジショニング"
    

2004年12月 2日

PMP試験実戦問題 なるほどナットク!

とりあえず購入。勉強するか(^^;。

PIMBOK2000で受験できるうちに合格しないと、
また勉強し直しになるなぁ...

#かえずがえすも137点で不合格になった
#初回の受験が悔やまれる(^^;;

    

新・「超」整理手帳(黒) 2005 (2005)

超整理シリーズの書籍には、納得がいくものも行かないものもあるけど、
この手帳は職場で先輩が使っているのを見て、今年初めて買ってみた。

毎年、ミニ6穴タイプのシステム手帳を使っている。
スケジュール表としては見開き2週間タイプを愛用しており、
日々の予定表として使うには不便はない。

しかし、ちょっと長いレンジでの計画では、ページを行き来して
文字通り見通しが悪い。

この手帳は見通し良さそうだし、A4サイズになるため
コピーを取ったりするのも楽そうだ。

本当のレビューができるのはこれからだけど、まずは使い始めてみよう。

    

2004年11月19日

高橋書店 10年ビジネス日誌

10年もつかどうかわからないけど買ってみた。
予定表としてではなくて、文字通り実績日誌として書く予定。

「もつ」には
「この日誌の材質で使えるかどうか?」
「私に書き続けるパワーがあるかどうか?」
「私が生きているかどうか?」
などいろいろ意味がある。

ずぼらな私がなぜこれを買ったのかというと、
一日あたりに書く量が少ないことがまず第一のポイント。
次のポイントは、同一ページに2005年から2014年まで並記することで、
物忘れのひどい私でも先の予定が立てやすくなるのではないかということ。
さらに、10年分で4000円を切るので、1年あたりたったの400円弱ということ。

Amazonで頼んで、4〜6週間かかるということだったのに、数日で届いた。
#どうなっとるんだ。

ちなみに、同一月日の記録を並記するタイプを連用日記とか連用日誌と言うようだ。

    

2004年11月12日

ハーバードからの贈り物


邦題はこの本のいきさつを示しているが、内容を的確に表しているのは原題の
Remember who you areであろう。

いろんな教授の最終講義や書き下ろしの話が書いてあるのだが
ほぼ共通するのは
「MBAを取って、エリートとなっても、自分が何者か忘れるな。奢るな。」
という内容である。

「何者か忘れるな」には、
「志を忘れるな。」、「肩の力を抜くのを忘れるな。」
「自分らしさを忘れるな。」、「下っ端の頃を忘れるな。」
「家族の中の自分を忘れるな。」、「リーダとしての使命を忘れるな。」
「自分の限界を忘れるな。」、「不完全である自分を忘れるな。」
「自分が手にした権力をどう使うべきかを忘れるな。」
「自分の燃え続ける闘志を忘れるな。」、「自分の信条を忘れるな。」
など、種々ある。

倦まず弛まず、奢らず萎れず、凹まずじっくり行きたいものだ。

最後に「あっ」と思った一文を引用する。

『どんなに仕事を愛しても、仕事はあなたを愛してくれないが、家族はあなたを愛してくれるからだ。』リチャード・S・テッドロウ
    

2004年10月31日

柔道ストラテジー


原著のSubtitleは "Turning your competitor's strength to your advantage".
翻訳の副題は 「小さい企業がなぜ勝つのか」。

どちらかというと、「柔道」ストラテジーから連想するのは原著のsubstileの方だな。

ハーバード・ビジネス・スクールで教鞭を執る著者が、オールド・エコノミーもニュー・エコノミー(IT系企業)も題材にして柔道及び相撲のアナロジー及びメタファーで語ったもの。
Netscape対Microsoftとか、Intel対Transmetaなども題材に上げられており私も興味深く読めた。

著者がとらえる柔道の極意とは、
・ムーブメント(素早い動き)
・バランス(自然体、押せば引け)
・レバレッジ(どこにテコの支点を置くか)
と言うところのようだ。
私もわずかながら柔道をかじった経験があり、攻めにおいての上記ポイント三つはよくわかる。

しかし、本気の相手が「相撲ストラテジー」で攻めてきたときに守るのは容易ではない。
攻められないように、攻められても正面攻撃を受けての守りにならないようにするための戦略が柔道ストラテジーなのであろう。

尚、本書の中には多くの事例が柔道ストラテジーでのどのポイントに関連する動きなのかと言う観点で語られています。
しかし、著者も後書きの中で

『柔道ストラテジーは比喩であり、他の全ての比喩と同様、強みと弱みを兼ね備えている。
[中略]
フランスの詩人ポール・バレリーもかつて書いているように、比喩と証明を混同するのは愚かなことだ。
しかし、比喩を賢明に選び、[中略]このレトリックはあなたにとって貴重な道具となる。』
と書いており、柔道ストラテジーと言う言葉抜きにしても経営戦略を学ぶものとして役に立つと思います。

続きも読む "柔道ストラテジー"
    

2004年10月 2日

日経ビジネス 2004.09.27号 各種Linuxの特徴

下記の表は日経ビジネス 2004.09.27号の広告記事に載っていたものだと思う。

この表って、どう考えればいいのかなぁ。

#ちゃんと記事を読まないとわからないのかな?(^^;

    

2004年10月 1日

内側から見た富士通「成果主義」の崩壊


いろんな人に勧められて読んでみた。

一部のキーワード(?)に関して日本語と英語が並べて書いてある読みにくさは
いろんな人がレビューしているとおりだけど、読んでいるうちに気にならなくなった。
#でも感心しない。

内容についてだけど、ある側面から見た話だろうから、
本当のこともあるだろうし、間違ったこともあるだろうという感じ。

#似たようなことは某社でもあるようだけど、
#どこか違うなぁ。

何につけても、形骸化した方法論というのはだめになるよなぁ。

運用の可視化・透明性が重要なんだろうなぁ。

    

2004年9月 9日

ARISを活用したビジネスプロセスマネジメント―欧米の先進事例に学ぶ

EA(エンタープライズアーキテクチャ)を進める上でよく紹介される業務の可視化ツールとしてARISがある。

本書は、そのARISを使っての事例紹介集的なものである。

なかなか良い事例もあるが、複数の著者が記載したものがアラカルト的(つまり寄せ集め的)に掲載されている。

As-Is分析にはARISも使えるだろうし、To-Be記載にもARISは使えるかもしれないが、それはEAを導入する上で必要な各種ツールや方法論の一つにすぎないんだろうな。

そうは言っても、相対的にはARISはよいツールであると言うことはわかる。

    

EA大全―概念から導入まで

日経コンピュータの特集号を整理し直したのが本書だと思っている。
その割に非常に高価である(^^;

内容はサブタイトルの通り「概念から導入まで」であり、
その先がほしい気がする。

IBMの「エンタープライズアーキテクチャ」の感想にも書いたとおり、
一時のブームではなく「継続的・長期的にEAを適用することによる企業の改革・改善の日常化」を行うには、本書だけでは足りないかなぁ。

    

エンタープライズ・アーキテクチャ

IBM流(IBMコンサル流?)の解説書。
いい本だと思ったんだけど、自分自身が勉強していくにつれて
肝心のことが書いていないんだろうなと思えるようになった。

肝心のこととは「継続的なコンセンサスを得る方法」についてです。

その方法はEAのスコープ外にある気がする。
と言うか、コンセンサスあってのEAだと思う。

そういう意味では、本書は「EAってなに?」というのには良いのだけれど、
そのレベルだと日経コンピュータのEA特集の方がコンパクトにまとまっているかな。

#EA特集は、その後、「EA大全」に集約されていますが。

    

超「高速」時間術―「10倍頑張る人」より「10倍速い人」になる本

何というか、非常に「アツい」本である。著者の思いがあふれている。

時間管理に関して、著者独自の方法論が非常に具体的・定量的に書かれている。
具体的すぎて、「こんなのほんとかよ?」と思うものもあるが、
抽象的ではないので、自分風にアレンジする上での見直しも具体的にできるところが好ましいと感じる。

また、あらゆる時間管理を定量的に行い、きちんと評価すると言う点では、
KPIを用いた業務効率評価に通じるものがある。
また、単なる管理のための管理ではなく、「何になりたい?」とか「どうしたい?」と言う意志の大切さに関しても根本であると説いている。
また、定量化した際の目標設定の考え方なども具体的に説いている。

繰り返しになるが、とにかく「アツい」。

ちなみに、本書の時間管理とは異なる主旨だが、本書内で気に入った言葉をあげておこう。

「知恵をどんどん外に広く発表した方がよい。今日の知恵をすべて発表してしまえば、明日新しい知恵を出す動機ができる」
Open Sourceとか、BlogとかInternetとかに通じるものがあるな。

    

2004年8月29日

現代ヤクザに学ぶ最強交渉・処世術

ビジネス書かなぁ(^^;

いろんな対人関係のテクニック・方法がエピソード・物語仕立てで説明されている。
本書の最初に登場人物の似顔絵と概略が劇画タッチで書かれていて、それがまた面白みを増している。

また、各エピソードの終わりに、そのエピソードを図解でまとめており、さらに「教訓」が書いてあるところなどは、非常に分かりやすいものだと思う。

各エピソードは、そのまま実ビジネス社会に通用するものばかりでは無いが、
人間の機微を上手く突いて交渉を有利に運ぶテクニックは参考になる。

また、敵からは徹底的に絞り上げ、味方・身内に対してはなんとしてでも恩義に報いるところなどは、この業界(?)ならではなのであろうが、チームで仕事をする・人間と上手くつきあう上では参考になるであろう。

    

2004年8月18日

やさしい経営学 日経ビジネス人文庫

これは「儲けもん」だと思います。
680円で著名な学者や良書を書いている方の凝縮された経営関連・組織関連の論文が一気に読めます。

#著名だからありがたいのではなく、
#評価されるべき事を書いている・言っているから
#著名な学者の方々だと思います。

例えば、私の読んだ本を書かれた方で心に残っている方を挙げると、
沼上幹教授とか、高橋伸夫教授がいます。
また、経営者で言えばキヤノンの御手洗富士夫社長と日本アイ・ビー・エムの大歳卓麻社長も書かれています。

本書で私が感じたのは、
・キヤノンが単なる米国の後追いではなく、もっと別の観点でキャッシュフロー経営に乗り出したのかという理由/御手洗氏
・過度な顧客主義によるイノベーションの阻害の発生/青島矢一教授
・変化し続ける・させ続けるIBMの組織形態/大歳氏
・官僚制は創造の母でもある/沼上教授
・マトリクス型組織では、問題が解決するのではなく表面化するのみ/沼上教授
・応用的知識(KnowHow)だけでなく、なぜうまくいくかの論理的知識(KnowWhy)も必要/加護野忠夫教授
・文化を継承している企業では一見些細なことにも人々が全力で取り組んでいる/加護野教授
・DマクレガーのX−Y理論とリーダシップと仕事の楽しみ(モチベーション)の関係/金井壽宏教授
・日本型年功賃金と終身雇用による社内同期競争の仕掛けと長期安定成長/高橋教授
・Vision,Strategy,Execution,TacticsのVSET4段階毎の発想の方向と時間的視野の違い/土屋守章教授
等です。

#実は、本書を読みながら「お!」と思ったところに
#付箋を貼りながら読んだのですが、
#書ききれないほどいっぱい付箋を貼り付けています(^^;

やさしい経営学と言うよりも、本の帯に書いてあるように、『「戦略論」と「組織論」を柱に学問と経営の実践を結ぶ本』ですね。

    

2004年8月14日

2004年8月13日

知的生産の技術

京大式カードの発案者である著者が、
自らと周辺の研究者(KJ法の川喜田二郎氏なども含む)による
勉強技法論・研究技法論の思索と試作をまとめたものである。

つまり、今から30年以上前のコンピュータすらまともにない時代で
如何に効率的に情報処理を行うかの工夫について記述さている。
本の帯にも「情報処理の智恵」「知識の獲得の方法」と書いてあるが
まさにその通り。

第7章の「ペンからタイプライターへ」も、ワープロやPCが無い時代での
効率的な情報入力と「情報の規格化」による情報交換の効率と精度向上を
模索しているものとして興味深い。

著者があと20年後に生まれていたら、真っ先にワープロを使って
情報の規格化を広範囲に進めてアーカイブ(本書のなかではアルキーフ)化を
進めていたことだろう。

その他にも、「研究しただけで論文にまとめなければ研究者として認められない」
ことなどの話から発展して、情報の共有とかナレッジマネジメントに近い話にも
及んでおり、著者の洞察の深さが読みとれる。

他にもいっぱい参考になる部分がある。
特定分野での研究を極めた人は、メタな研究についても深い。

    

2004年8月 6日

日経新聞夕刊から「理想の上司」

近頃の若い奴には、こう言うことだそうだ。

まぁ、そうかなって感じ。

上司から部下を見ても「仕事の内容をよく知っている」は必要条件トップかな。

    

日経ビジネス 2004.07.19号

ラガーマンの眼 平尾誠二氏「やれること」と「やるべきこと」

さすがに良いことというか、厳しいことが書いてある。

組織で仕事をする上でのポイント的なものが書いてあったので、
以下に引用する。

大事なのは、個々の選手なり社員に、「自分がやりたいこと」「やれること」「やるべきこと」の3つを明確にさせることだ。それぞれを輪に例えると、やりたいこととやれることが重なっている部分が「強み」であり、3つの輪がすべて重なっている部分が適材適所の役割となる。

これがなかなか難しい。
優秀な人材に「選ばれる組織」だと良いのであろうが、
そうでない場合は苦しいだろうなぁ。

なんにしても、まず「自分がやりたいこと」ありきだということで。

    

2004年8月 4日

イヤなやつほど成功する! −マキャヴェリに学ぶ出世術

表紙がおもしろくて手に取った。

本書の表面上の主旨は「マキャヴェリならどうするか」という行動基準に従う事により、のし上がる秘訣をまとめたものと言う位置づけらしい。

どうするか?の答えは「必要なことは何でもする」と言うものであるようだ。
本書では、ショッキングな書き方でことさらに自己中心的な方針を取るべきであるという書き方をしている。

しかし、「必要なことは何でもする」を「ベストを尽くす」と読み替えるとあながち変なことを書いているとは思えない。
要はどの観点やどのタイムスパンでものを考えるかと言うことになると思う。

本書に書いている手法をすべて実行すると、本書の最後に書かれているように
「悪にも限界がある」にぶち当たって、破滅する場合も多いだろう。

実際に本書で取りあげられた歴史上の「大人物」は、最後には多くを失っている例が多いと感じる。

本書の内容を是々非々で判断できる大人の方に、振り返るきっかけを与えてくれるものとして読むのがよいだろう。

続きも読む "イヤなやつほど成功する! −マキャヴェリに学ぶ出世術"
    

建設業ホンネの現場管理術―できる男はここが違う

私は建設業ではないのだけれど、人によっては「IT土方」と呼ばれることもある職種に関係している。
また、内装工事どころか外装も終わっていない建設現場でヘルメットとマスクと安全靴を履いてプロジェクトミーティングとかサーバの構築を行ったこともある。

本書は、ある人の一言がきっかけになって手に取った。
その一言とは、


「ビルの建築とか、素人目にはぴしゃーっと予定通り仕上がるように見えるよね。
 俺たちSEの方が、それなりに学んできていて頑張っているのに、なぜ予定通り出来ないんだろう。
 しかも、ビル工事って、いろんな会社がその日その日で集まってやっているよね。
 どうやっているんだろう。」

と言うものだった。

本書を読んでその片鱗が窺えないかなと思ったのである。

結果から言うと、建設業独自ノウハウであろうという事は書いていないと感じた。
#建設業のテクニカルタームは出てくるけど。

しかし、本書が書かれた1987年当時でここまでプロジェクト管理(とは明記していないが、中身として)に関して書かれた本は、いわゆるIT業界では少ないのではないかと思う。

やはり業種の歴史が違うのかもしれない。

大きく、
・業務能力
・個人能力
・対人能力
に分けて実例・事例・逸話・引用を交えて説明している。

リーダシップスタイルやコーチングに関する記述、交流分析の話も出てくる。
もう少し体系化した説明が出来る面もあるが、これはすごい。

例によって、気に入ったところを引用する。
#いっぱいあるが、特に絞って。

続きも読む "建設業ホンネの現場管理術―できる男はここが違う"
    

2004年7月21日

競争優位の組織設計

ざーっと、一通り目を通したレベルであることを最初にお断りしておく。

本書の中では明確に述べられていないが、競争優位の組織とは全体最適な組織と言うことではないかと読みとった。
また、業務(仕事)と組織のねじれ解消に関しては本書全般に関して言及している。

類似書も多くあると思うし、ハーバードビジネスレビューを読むような方々には見慣れた話題も多いと思うが、実際の企業を例題にあげた話題は説得力がある。

#マトリックス型組織の別の見方も書かれており、新鮮であった。

尚、著者の一人であるDavid A. NadlerはHarvard Business Review 2004.5にてBuilding Better Board(DIAMONDハーバードビジネスレビューでは2004.8号で「取締役会を活性化する法」)として寄稿しており、現在も活躍中である。

随所にエッセンスが埋め込まれており、そのエッセンスをさらに昇華出来るような問題意識を持った方にお勧めする。

    

2004年7月19日

最適融合のITマネジメント―競争優位を実現する戦略立案ステップ

#なぜか、Amazonで2冊出てくる。
#第1版と第2版かな。


この本が2000年に出されているところにIBMコンサルグループのすごさが現れている。

続きも読む "最適融合のITマネジメント―競争優位を実現する戦略立案ステップ"
    

2004年6月12日

上達の法則―効率のよい努力を科学する

岡本 浩一氏の著書は

に続いて2冊目である。


しかし、同一著者とは知らずに購入した。

著者は社会心理学者である。
上達するという事を、脳の認知・理解の構造と過程から説明すると共に
自身の経験をもとに本書の論旨を展開しており、説得力がある。

上達の方法論も概論として6つの節で示し、
具体的なステップも10示している。
いずれもそれなりに納得がいくものである。

また、スランプに陥る原因と対策についても記述している。
#これに関してはスランプ対策に絞った近著があるようだが。

読み終わって思ったのだが、本書は本書の定義によるところの
中級者以上向けの本ではないかと思う。
初級者は全くピンとこないのではないかな。

また、私自身も上級かなと自惚れていた分野も
「あぁ、まだまだ中級に入ったばかりだな」と思わされた。

本書の中でピンときた部分を引用する。

P.90 『技能は、手続き型知識であり、本来言葉で表せない。 けれども、上級者はこの言葉で表せないものの要諦を、メタファによって、相手に雄弁に伝えることが出来る。』
響く言葉ってあるよね。
P.94 『上級者から見ると、中級者は苦心しなくてもいいところで苦心し、苦心しなければならないところで油断しているところが多いのである。』
これを私は「全力でエンジン回しているけど、タイヤが空回り」と言っています(^^;
P.127〜P.128 『中級者から上級者に脱却したとき、「脱却した」と言う実感を持つのがふつうである。』 『それを経験することによって、その特定の技能を越えた自信が出来る。』 『「やればできる」というような根性主義の自信ではない。合理的に考え、じっくり時間をかければ、見え方の違う次元に上ることが出来るという自覚である。』
P.166 『...名人の三人が鼎談したことがある。そのなかで司会者から「健康の秘訣はなんですか」と尋ねられた三人の答えが一致していた。 「将棋に勝つこと」だったのである。』
仕事をしていて成果が上がるとか納得行くものが出来たときとか、やはり相当元気になるもんね。 そう言う仕事をしたいと思うし、そう言う仕事を若い奴が出来る機会を増やしたいと思うし。

「好きこそものの上手なれ」だな。
そうなると、やはり「それをやりたいか否か」「それに興味があるか否か」がポイントかと。


たまたま読んだHarvard Business Review July 2004(日本版)の巻頭言にあたるOPINIONで
ノーベル賞を受賞された小柴昌俊東京大学名誉教授が書いた文も引用してみる。


『パッションがあるからこそ、夢は実現し、人間は進歩する。私が研究にひたすら没頭できたのは、幸運にも、パッションがかき立てられ、それが失われることのない環境が用意されていたからだ。』
『夢があればこそ、パッションが生まれる。また、パッションがあればこそ、夢が叶う。これは科学の世界に限られたことではないだろう。』

    

2004年4月25日

ビジネススクールで身につける思考力と対人力

『経済ってそういうことだったのか会議』『できる社員は「やり過ごす」』 も出している日経ビジネス人文庫のうちの一冊。

論理的だけのイヤな奴に墜ちず。また説得させるのでなく、納得してもらうための「相手の気持ちの動かし方」についても書いている。
それを、読者である私にも分かるように、まずは論理的な思考の方法についてきちんと書いている。その後で対人能力に関して記述する流れにも工夫がある。

著者の船川淳志氏は武道にも通じているとのことで、本書の中でも、

  • 思考力:武道の「型」、納得してもらうための必要条件
  • 対人力:武道の「組み手」、納得してもらうための十分条件
の様な対比でも分かりやすく説いている。
#厳密には上記の対比ではないのだが、私が意訳・理解している。

また、本書の中身ではないのだが、各章に『ビジネス人のコアスキル』のマップを示し、その章で何を説明するのかを示している。これがまた分かりやすい。
#私も、一時期、プレゼン資料で使ったことがある。
#また、全然畑が違うが、Postfixのコンポーネント関連図みたいでおもしろい。

いつものように、気になったところを引用してみる。

『「経営はアートかサイエンスか」という議論がある。... アートにせよサイエンスにせよ、それぞれを学ぶ時に共通しているのは型・形があると言うことだ。...こうした型を学ぶと、効果的に自分の体や頭の使い方が学べることだ。』
しかし、安易な「型・フレームワーク礼賛」に終始せず、さらに続けて、
『...型自身を学ぶことは最終的な目的にならないことも、アートでもサイエンスでも言える。「型を学ぶ」ことから入って、「型に学ぶ」わけだ。』

最後の一文は、私が思っていることを簡潔に言い表してくれた。
守・破・離とも通じることであると思う。
『型を学ぶ』フェーズである『守』から入って、他の人のベストプラクティスである『型に学ぶ』ことをしながら、自分の体験・経験を元に自分なりの型を作る『離』に如何に持っていけるかがポイントであろう。
#「型に学ぶ」つもりでやっていることを分かってもらえないことも多いし、
#実際にやるのも難しいのだが。

さて、レビューらしいレビューを書いておく(^^;
本書でMBAになれるわけでもなく、ビジネススクールで学べるすべてを書いているわけでもないと思う。
しかし、豊富な参考資料へのポインタと、各種コンサルテーションツールの概要を示し、MECEに且つ、分かりやすい図も用いて説明して800円なのである。
まさにお買い得であると思う。

いっぱい引用したいところがあるが、最後に自戒のために一つ引用する。

『加えて、企業では特に「思考停止の耳ざわりのいい言葉」がある。 「シナジー効果」「勝ち組企業」「実力主義」「集中と選択」等など、本来は重要な意味であるにもかかわらず、組織の中の集団思考に組み込まれて、あたかも催眠術を引き起こす魔法の言葉のように働き、思考停止を拡大してしまう悪循環を起こしてしまう。』
「魔法の言葉」を使うのと、「良くわからない例え話」を使うのは、どちらも別の方向で危険なのだと思う。

    

2004年4月12日

図説 戦国兵法のすべて―孫子を超えた最強の策略「山鹿流兵法」

孫子好きの私としては、「孫子を超えた」と言われれば読まざるを得ない(^^;

私は全く知らなかったが、山鹿素行は江戸初期の赤穂藩の兵法学者である。
赤穂浪士も山鹿兵法を知っていたのではないかと著者は述べている。 江戸初期と言うこともあり、戦国時代から江戸初期にかけての戦いを孫子の兵法に当てはめて解説していたりするが、中国の古史戦闘も取り上げている。

「孫子を超えた」と言うほどのものはあまり感じなかったが、個別の戦いに当てはめてあり、臨場感を持って兵法を味わうことが出来る。

「智将は敵に食む」のところで、ビジネスに関するコメントがあり、日頃感じていることとマッチしたので(^^;、引用する。

『進出したばかりの市場で、独立採算ですべてをまかなえという指令は、部下の志気を失わせるばかりでなく、市場関係者の信頼を勝ち取ることが出来ないと言う結果になる。』

上記の話は、もともと兵站に関しての話である。
しかし、競争激化により、今までの自分の市場では儲けが少なくなり、多角化を考える経営者が「新規ビジネス!」と旗を立て、待ちきれずに「いつ花が咲くのだ?」と叫ぶことが多い。
しかし叫ぶ前に、「きちんと補給線を整えるべし」と著者も孫子も山鹿氏も言っているわけである。
#私も言いたい(^^;

    

2004年4月10日

名将に学ぶ人間学

ビジネス書として読んでみた。
童門冬二氏が1985年に出したものの文庫版である。
もう10年ほど前に一度読んでいたのだが、本棚の奥の方から出てきたのでもう一度最初から目を通した。

日本の戦国時代から江戸時代初期にかけての歴史ダイジェストとしても読める。
「へぇ〜」と言うこともお結構書いている。
それらの逸話の中から著者が最後に名将(リーダ)として必要なことをあとがきにまとめている。
ちょっと引用する。

『...こういう一連の行為の底には、互いに「当事者能力」の鋭い問いあいがあったと思っている。
互いにというのは、「部下は主人の責務」を問い「主人は部下の責務」を問うたということである。』
さらに
『まず、主人の責務とは、次の三つである。
一、何より部下を食わせること(部下とその家族の生活を保障すること。それも豊かに)。
二、そのために活発に事業を行うこと。
三、その事業は、何でもいいということでなく、必ず社会性があること。』
上記を言い換えて、以下のようにも書いている。
『管理者側の責務とは、いうまでもなく、次のようなことだ。
・部下の生活保障の努力
・社会的仕事の推進
・その整合
「部下の責務」というのは、この三つの目的に対する「協力」のことである。』
上記を実行するにあたっては、それぞれをブレークダウンし、考えなければならないこと・実行しなければならないことが山ほどある。
#って、どこかで同じようなことを書いたような気が(^^;
#成長していないなぁ。     

2004年4月 4日

スローライフでいこう―ゆったり暮らす8つの方法

この本をビジネス書とするかどうか悩んだが、生きるための仕事のやり方としてここに分類している。

本書で言うところのゆったり暮らすとは、のほほんと暮らすことではなく、心を落ち着けて集中することで本当にやりたいことが出来るようになることだと感じた。
また、本当にやりたいこととは何なのか、色々やろうとしていることは本当にやりたいことなのか、忙しいとはどういうことか、などにも思いをはせる。
#漢字って、本当に良くできているなぁ。忙しいとは心を亡くすと書くのですね。

気に入った言葉を引用します。

『人生における問題は、じつはあなたの外にあるのではなく、あなたの心の中にあるのです。』
気持ちの問題は、そうだろうなぁ。
『集中する時間が短くなる一方の悪循環から脱け出すにはどうすればいいか?すべてをやろうとしなければいいのです。』
そう。仕事以外で忙しいのは、まさにこれかなぁ。
『それでついに、腰を据えて、自分が拘束されていると思っていることのリスト作りを始めたのです。』
何が大事かをまず考えることは必要ですね。
『ですから不必要なプレッシャーがかからないように、一日の計画を立てて、ゆっくりと淡々としたペースでやるべきことに集中していくようにすれば、生活は潤ってきます。』
私は、乾いた生活だなぁ(^^;
『人を優先させるというのは、「私の意見が大切なように、あなたの意見も大切です」ということを、言葉だけでなく、心から認めることです。』
うーん、分かってはいるけど、出来ていないことを明確にいわれた感じ。
『ガンディーは、ものごとを理論化したり、哲学的にとらえたりすることに、時間を費やしたりはしませんでした。「自分の体験から学べばいい」といつも言っていたものです。』
つい先日、大々先輩から言われたことと、だぶるなぁ。
『...心がじつは自分自身ではなく、ひとつのプロセスにすぎないと言うことが、...』
なるほど、不動心でない移ろいやすい心は、単なるその瞬間の思いつきなのか。

先日読んだ図解 ビジネス・コーチング入門のなかにも、縦軸に重要性、横軸に緊急性をとったマトリクスで、「重要だが緊急ではないことに時間をかけよ」と書いている。
また、GROWモデルの最初も「Goal(目標)を明確にする」と書いている。本書で言っている「計画を立てて」と本質は同じことなんだろうなぁ。

言うは易く、行うは難いなぁ。そう思うからいけないのかなぁ。

    

2004年4月 3日

図解 ビジネス・コーチング入門―「双方向」コミュニケーションへの50の視点

NHK教育の「実践・ビジネス英会話」でもおなじみの本間正人氏の著書である。

私は、本間氏の研修講座を2度受講している。

一度目は3時間程度の短い研修であり、「教えるってどんなもの?」「相手の立場にならないと伝わらないよね。」と言うことが実感できるものであった。

二度目の研修は、一泊二日のものであったが、飽きさせず、適度にリアリティがあり、なおかつ新しい発見に満ちたものであった。
この研修のエッセンスが凝縮されたものが本書であると言える。

研修受講の有無により、本書を読んだ上での感銘度はかなり異なると思うが、
図解ありでざっくりと理解するには良書であると言える。
600円で基本を押さえたいのであれば、お勧めです。

ちなみに、本書を読んで気に入ったのであれば、是非、氏のセミナー・講演に参加されることをお勧めします。
氏のプレゼンテーション力を体験するだけで勉強になります。
#抱腹絶倒することも(^^;あり。

    

2004年3月22日

リーダーシップ論―いま何をすべきか ダイヤモンド・ハーバード・ビジネス経営論集

ハードカバーを読むのは久々である。
ある組織(^^;からのお勧めで読んでいる。

良いことを色々書いているのであるが、もともとハーバードビジネスレビューに6回に分けて掲載された論文をまとめているだけに、量が多く読むのに疲れる(^^;。
もう少しコンパクトにまとめて欲しい気がした。

内容に関して言おう。
「リーダーとマネージャーの違い」に焦点を当てて解説が続いていると読みとった。
結局、人をうまく動かすのがリーダである。うまく動かすと言っても、使うのではなく、その人が動けるような状況・気持ちにすると言うことだと思う。
しかも、人はあくまでも人であり、いつでもロジカルに動く機械ではない。 そこを分かった上でうまく動くようにするのが難しいのであろう。
#実際、私もそのような場面に多く遭遇するし、
#つい先日もそのような話をしたばかりなので、内容の一致に驚いた(^^;

本書で述べられているが、さばけるゼネラルマネージャは、ほとんどの時間を人との対話・会話に割いていると言うのも分かる気がする。
うちの会社のベテランゼネラルマネージャも会話第一である。また、そこに人が集まってきて話が進む進む...

#私も、時間の使い方を考えなければ行けない歳なのだけど...
向上心を持ち、マネージャからリーダへ脱皮したい方へ
私からもお勧めする。

    

2004年3月15日

「知」のネットワーク―時代を変える7つのキーワード

大前研一氏の1998年の著書である。
最近、「人の繋がり」に関する本を探しているのだが、「人=知」「繋がり=ネットワーク」という、そのものズバリの本なので手に取った。

そんなに売れている様子はないので、つまらない本かと思ったが、どうしてどうして、結構良い言葉がちりばめられていた。
各界の方との議論・対談をベースに、著者が思うところを書き加えてまとめたもののようである。
例によって、気に入った文を引用してみよう(^^;

■柳生博さんとの対談をベースに
『まさに、経済軸が時間軸を寸断してきたために、それが人間の知恵の継続性をも奪ってきたのである。』
『時間軸を考えると言うことは、知恵の継続性をどう維持するかと言うことでもあるのだ。』
組織のなかでも、継続・発展させるのは大変である。
「守・破・離」を早く実践して欲しい。

■鈴木敏恵さん、村井純さんとの対談をベースに
『子供たちは”現代に生きている”ことに敏感であり、社会がどういう方向にいくかを良く知っている。』
『では、大人は何をしてやればいいのかというと、たくさんの選択肢を子供たちに与えられるような自由な環境を作ってやればよい。』
実践させるためには、「場」も必要と言うことか。

■田原総一朗さんとの対談をベースに
『近江商人の家では、「運」「鈍」「根」と言うことばが成功の秘訣として言い伝えられていた。』
『どういうことかと言うと、失敗というのは世の中にない。...そのチャレンジを諦めたとき、初めて失敗と言う。』
『これが「絶対失敗しない方法」。』
#私の友人にも、勝つまで麻雀をやめない奴がいた。
#その体力には恐るべきものがあった(^^;

■残間里江子さんとの対談をベースに
『ネットワーク型組織の特徴は、ピラミッド型ではなく、あくまでフラット(平ら)なところにある。』
『残間さんと話して、感心したことがいくつかある。その一つは、彼女の仕事に対する姿勢である。残間さんは、仕事をしてきたことで蓄積されたノウハウは全て公開するのだと言う。』
『「ノウハウを自分のなかだけに溜めていたら、それで終わりになる。...なるべく早く手放して...自分の蓄積を空っぽに...しかたなく新しい情報やノウハウを入れなくてはなりませんから、一生懸命努力する。それが力となり、競争力になるんです。」』
うーむ、これよ。

■エピローグから
『十分な検討がなされていないようなものについては、親切なアドバイスをしてくれる人が必要になってくる。つまり”「知」のネットワーク”が必要になってくるのである。』
『人の話を聞き、単に内容を理解するだけでなく、それは自分にとってどういう意味合いを持つことなのか、今の世の中を見るためにはどんなふうにそれを解釈したらいいのか、といったことについて「考える癖」をつけることが必要だ。』
これ、私も心がけるんだけど、聞きながら考えるので、非常に疲れるんですよね。
たまに心の糸が切れて、「なに言ってたんだっけ?」状態になることが(^^;

他にも感じる言葉が並んでいます。

    

2004年3月 5日

ゾウの時間 ネズミの時間―サイズの生物学

本川 達雄氏の1992年の著書である。
何となく聞いたことがあるような気がしていたが、結構なベストセラーであるらしい。
手元のものも1996年の物ながら43版を数えている。

私は生物学に別段の興味があるわけでは無い。しかしながら本書を「組織のあるべき大きさ」に関する指針が得られないかという観点で手に取った。
つまり、「身の丈に合った」とは?で考えていたことである。

結果的にその目的はある程度達成できた。
本書の中で「仕事に役立つかも」という変な観点で読んだときに(^^;、参考になった文章を引用してみる。

『技術というものは、次の三つの点から評価されねばならない。
(1)使い手の生活を豊かにすること
(2)使い手と相性がいいこと
(3)使い手の住んでいる環境と相性が良いこと。』
「技術」を「道具」とか「開発言語」とか置き換えても良いと思う。
#例えば、何でもかんでもJavaで作ればいいと言うものではないだろう(^^;

『実に科学とは単純明快で、悪く言えば節操がない。
ここが科学のおもしろく、力強いところである。』
うーん、神の摂理・真理は人間には分からないので、仮説検証しか無いかもねぇ。

『それに対し、植物やサンゴのように同じユニットが集まって出来ているものは、
個々のユニットが小さいながらも全能だから、その一個をもとに全体を新たに
作ることができるだろうし、失ったユニットを再生する能力も強いのだろう。』
『こう見てくると、ユニット構造でできた群体は、安上がりに大きなサイズになれ、
長生きし、捕食者に食べられにくい。』
一騎当千の少数精鋭野武士軍団かゲリラ軍団か、逆にどこを切っても金太郎か...

『「デザイン」をその動物の拠って立つ論理と言い換えてもいいだろう。』
企業や組織、集団のあり方(デザイン・形態)も、また然りというと、言い過ぎであろうか。

その他にも、なぜ細胞はこの大きさなのかとか、なぜ毛細血管はこの太さなのかとか、体に占める骨の割合はなぜこうなのかとか、組織内の直接部門と間接部門の比率に対するアナロジーとしてとらえる(こじつける?)ことが出来そうな話が書いてある。
全て推論・仮説にすぎないが、物事にはそれなりの理由があってそうなっている(つじつまが合う物だけが生き残っている)と思わせることが説明されている。
面白いです。

    

2004年3月 2日

悟りの分析―仏教とユング心理学の接点

秋山 さと子氏の1991年の著書である。

何故、本書がビジネス書なのか?
それは、某所で受講した研修にて、 「新しい自己への出発 マネージメントのためのTA」をテキストとした講義の最後のセッションで、講師の方から、ユングと仏教の関連性に関する話があり、それを契機に本書を手に取ったからである。

本書によると、確かにユングと仏教には似通った思想があるようだ。 実際に、ユングは東洋思想の影響を受けているようである。

仏教の「主体」と「客体」の考え方も、「物事が相対的に存在している」と言う点で、TAに通じることは何となく理解できた。
「シュレディンガーの猫」と「諸行無常」の類似性も言われてみればよくわかる。
#しかし、あの説明はなかったよな。

さて、本書の内容に関してコメントする。
面白いのは上記の話が書いてある1章と3章ぐらいで、後はどこで何を書いて何を訴えたいのかが良くわからない。
特に後半は、精神科学の歴史概要なのか、著者の学習の歴史なのか、概要ばかりをつらつらと書き並べてあり、得るものが少ない気がする。
もう少し、書くことを整理して欲しかった。
#というと、本書で書かれているところの合理主義に走りすぎていると
#言われてしまうかもしれないが。

まぁ、部分的ではあるがそれなりに得るものがあると思う。

    

2004年2月27日

「負けるが勝ち」の逆転!ゲーム理論

2004年2月に出たばかりの逢沢明氏の著書である。
非常に理解しやすい書き方と内容であった。

ゲーム理論に関する本を読んだのは本書が初めてであるが、果たしてそれが幸せだったのか否か...もっと基礎的な本を先に読んだ方が良かったかもしれない。他にも読んでみなければわからないが、基礎的な本を後で読むとつまらなく思えるのではないかというほどインパクトがあった。

マーフィーの法則にも触れており、数学的にマーフィーの法則を証明している。
いや、保証していると言った方が良いかもしれない。

今まで学校でしか習っていない確率統計論も戦略と言うか人間の判断を加えると、かくも面白く別の側面があるのかとかなりの驚きを感じた。

また、自己だけでなく相手がいることにより、自己のとるべき戦略(作戦)も大きく変わると言うところに、「孫子の兵法」的な考え方の裏付けであったり、仏教の「一切皆苦」「諸法無我」「諸行無常」を感じてしまうのは考えすぎであろうか...

さらに、Transaction Analysisのような対話も似たような話かもしれないと思い始めている。

勉強すればするほど、勉強不足を痛感する。

    

2004年2月23日

無責任の構造―モラル・ハザードへの知的戦略

固いタイトルと文体であるが、結構読みやすい。

本書に出てくる「同調」と言うのは、良い意味だと思っていたのだが、ある面、思考停止と言う意味であることが分かった。 「服従」は屈辱的な状況であるが、腐敗して服従しているという意味では、頽廃して「内面化」するよりは良いのであろう。

集団による意志決定場面での「リスキーシフト」も、結構身の回りであるような気がする。 『本当に大丈夫かいな?』と言うことが、さっくり決まったりする。

『フレーム』ワークと言うのも私がよく使う言葉だが、本書に出てくる「フレーミング」は全く違う意味だった。 double standardや「属人主義」もこの一環かな?

本書を読んで、改めて気がついたのは、
科学的な思考によって得られた機械などの原理の理解という、答えが一つ定まるものと比較して、
もともとそこにある人間と言う自然界の法則に従った心の動きを理解することは、真に難しいと言うことであった。

考えてみれば当たり前なんだけど、最近いろんな体系や枠・フレームワークを勉強していて、 『人間もどこかの枠に必ず収まる・分類可能である。比較的簡単に科学できる。』と勘違いしてしまう自分に気がつき、ちょっとまずいなと思えた。
#どうなんでしょ?
#基本的には、人間の総枠は単純かもしれないが、
#個々には不確定なものがありますよね。

    

2004年2月14日

続・企業参謀

大前 研一氏のロングセラー。文庫なので入手性も良く、持ち運びにも便利。
企業参謀の続編である。

四の五の感想を書くよりも、これはと思った言葉を引用した方が良さそうだ。

続きも読む "続・企業参謀"
    

2004年2月11日

OSDL、「Data Center Linux Technical Capabilities」v1.0 を公開

amazonでは買えません。

プレスリリースは
http://www.osdl.jp/newsroom/press_releases/2004/2004_02_05_beaverton.html

にある。
そこからリンクを張られている
http://www.osdl.org/lab_activities/data_center_linux/DCL_ExecSumm_TechCapabilities_1_0.pdf
で公開されています。

まだ読んでいませんが、まじめに読んでレポート追記します。

#バックログが溜まりだしたな(^^;

    

2004年2月 3日

企業参謀

大前研一氏の著書。1985年にこの本を書いているところがすごいなぁ。
2日ほど前に何とか読み終わっているのだが、レビュー書く体調でないので、後で感想追記します。

    

2004年1月24日

仕事の思想―なぜ我々は働くのか

とにかく元気になる本であった。
ちょっと今時間がないので、また後で感想書きます。

やっと追記しました。↓2004-01-25 12:30:00
続きも読む "仕事の思想―なぜ我々は働くのか"
    

大人のための勉強法

大人に限らず、理由がはっきりして納得すれば、物事を実行するものだと思う。
本書の構成は、プロローグでアジテートした後に第1章で知識修得に関するメタ知識修得に関して説明し、今から示すノウハウの理由を示して具体的方法論に入っている。

続きも読む "大人のための勉強法"
    

2004年1月21日

新しい自己への出発 マネージメントのためのTA

教育のテキストである。
社会産業教育研究所出版であり、 amazonでは買えない(^^;
ちなみにTAとはTerminal Adaptorではなく、Transaction Analysis(交流分析,対話分析)のことである。

続きも読む "新しい自己への出発 マネージメントのためのTA"
    

2004年1月18日

ゴルゴ13の仕事術―究極のビジネスマン なぜ彼は失敗しないのか

この本が、ビジネス書に分類されるかというと、ちょっと疑問ですが、あえてここに書いておきます(^^;

続きも読む "ゴルゴ13の仕事術―究極のビジネスマン なぜ彼は失敗しないのか"
    

2004年1月17日

機長の危機管理―何が生死を分けるか

私の中のビジネス良書ベスト5に入る本である。
航空機関連の本で、危機に瀕した機長やパイロットが主役の英雄物語があるが、本書は全く異なるものである。

続きも読む "機長の危機管理―何が生死を分けるか"
    

2004年1月12日

職人学

ハードカバーの単行本なんて滅多に買わないのだけど、つい買ってしまった。
著者の小関智宏氏は50年ほど旋盤工として働いてきた職人さんである。

続きも読む "職人学"
    

2004年1月10日

巧みな提案ができる人 できない人

著者の中島孝志氏が文庫の為に書き下ろしたものである。2003年5月と比較的新しい。
「提案」をキーワードにして書いているが、ビジネスを進めるための考え方・行動指針の全般を熱く語ったものだと感じた。

続きも読む "巧みな提案ができる人 できない人"
    

図解 百戦百勝のメモ術・ノート術

サブタイトルまで入れると、
図解 百戦百勝のメモ術・ノート術―仕事、年収、昇格…人生は「書きグセ」で決まる!
である。 いわゆるビジネスKnow-How本であるが、特にHowに重点を置いて書かれている。

続きも読む "図解 百戦百勝のメモ術・ノート術"
    

2004年1月 9日

できる社員は「やり過ごす」

高橋伸夫氏の1996年の著作の文庫化である。
amazonでのカスタマレビューを見て買ってしまった。

続きも読む "できる社員は「やり過ごす」"
    

2004年1月 5日

組織の盛衰―何が企業の命運を決めるのか

堺屋 太一の1993年の著作である。
文庫本は1996年に第1版となっている。

続きも読む "組織の盛衰―何が企業の命運を決めるのか"
    

2003年12月21日

経済ってそういうことだったのか会議

私は経済学を馬鹿にしていた。
経済学部出身の知り合いには遊び人しか居ないし(^^;、経済学で経済が良くなったという話も聞かない。

しかし、この本を読んで、馬鹿にする裏には私自身の無知があったのだと言うことに気がついた。

続きも読む "経済ってそういうことだったのか会議"
    

2003年12月 9日

論理的思考と交渉のスキル

★★【論理的思考と交渉のスキル 高杉尚孝著 光文社新書】

* 論理的な頭の整理を交渉という実践使うための本。
* MECEやBATNAなど、米国系のコンサル会社でよく使われるキーワードも出て来て、そういう知識の概略を選るにも役に立つ。
* 「交渉は騙し合いである」という間違った観点を持っている人は、先ず読んでみよう。
* プレッシャーのかかる仕事をしている人にとっても為になる考え方が示されていた。
* たとえば、「交渉は必ず成功させなければならない。」というネバネバ思想で仕事をしていると、失敗したらどうなるかばかりが心配になり、夜も寝られなくなる。
* しかしながら、「交渉が成功裏に行くことはとても望ましい。しかしそうならない場合もある。」と考えることにより、心の平静が保たれ、落ち着いて交渉に当たることができる。
* 会議、交渉、検討、文書へのまとめなど、いろんなフェーズで応用できるものがあると思う。さらっと読めるし、読んで損はしないと思う。(柴田ひ)

    

組織戦略の考え方 -企業経営の健全性のために

★★★【組織戦略の考え方 -企業経営の健全性のために 沼上幹著 ちくま新書】

* 山口課長から勧められて読んだのだけど、思い当たるフシが多数あり、非常にインスパイアされた。若手取りまとめエンジニアクラス以上は是非読んでみて。 (柴田ひ)

    

「自分の考え」整理法 頭を軽快にする実践哲学講座

☆【「自分の考え」整理法 頭を軽快にする実践哲学講座 鷲田小弥太著 PHP文庫】

* 先に述べた教育でお世話になった野口氏が「3つの論点で整理する」事をおっしゃっていたので、それに類似の「三分割で考える」と書かれていた本書が原典かと思い手に取った。
* まだ読んでいる途中であるが、講演を本にしたような内容であり、非常に読みにくいと感じる。(聞き易いかもしれないが。)
* また、論点とがわかりにくく、今一つの感あり。
* つまみ読み的に読むには使える部分があるという感じ。2章の途中まで読んでいるが、後はパラパラ読むつもり。(柴田ひ)

    

コトラー 新・マーケティング原論

★★【コトラー 新・マーケティング原論 フィリップ・コトラー他著 Harvard Business School Press】

* マーケッティングのバイブル的な本らしい。教育の宿題で現在読んでいる途中(^^;
* 「マーケッティングなんてSEに関係ない」と思ったら大間違い。ビジネスマンとして顧客の事を考えながら仕事を進める人には、関係ある事ばかり。狭義のマーケッティングと捉えずに、読んでみることをお勧めします。
* お客さまにビジネスを提案する方は読んで損しないと思う。(柴田ひ)

    

図解「損益分岐点」が良くわかる本 利益が出せる100のポイント

★【図解「損益分岐点」が良くわかる本 利益が出せる100のポイント 北條恒一著 PHP文庫】

* こういうビジネスマン向けHOWTO本は、買うやつの気が知れなかった私ですが、最近、何冊かかっています。まだ読んでいる途中。
* 見開きで一つの項目がまとめて書いてあり、つまみ読みにも良さそう。
* 新規ビジネスに携わる方は、一度目を通しても損はしないかな。(柴田ひ)

    

会議が変われば、会社が変わる! 戦略的ミーティングを実現する7つのアプローチ

★★【会議が変われば、会社が変わる! 戦略的ミーティングを実現する7つのアプローチ 野口 吉昭編 HRインスティテュート著 PHP研究所】

* 社内教育でお世話になった野口さんの著書。最近、会議本が多く出されていて、とりあえず読んでみました。
* 例によって、野口氏の思いが随所に現れている。会議本に分類するのは間違いかと。使える部分も多い。
* 会議の議長をする方は目次だけでも見てみよう。(柴田ひ)

    

週末起業

★★【週末起業 藤井孝一著 ちくま新書】

* 下記の本を読み、「ちくま新書っていい本があるなぁ」と思って探していたときに手にとった。
* 起業を考える人からすると、参考になる指南書。コスト低減を図りながらコミュニティと協業してやりたいビジネスマンにとっては、パートナになりうる起業家のことを考えられる本。
* 手に職がある人は是非読んでみて。 (柴田ひ)

    

2003年12月 1日

続「超」整理法・時間編

★【続「超」整理法・時間編 タイムマネジメントの新技法 野口悠紀雄著 中公新書】

全部読み終えていないが、後は流し読みする予定なので、書いておきます。
この本に書かれている仕事のスケジューリングのポイントは下記かな。
●中断しない時間を出来るだけ作る。(スループットを上げるのには必須か?)
●拙速を旨として、返事が出来るものはすぐに返事をする。(レンテンシを上げるため)
●情報共有をおこない、ディスパッチの手間を出来るだけ省く。またその為には多少面倒ではあるが、文書(この本では時代的にFAXであるが、電子メールについても言及している)での情報交換を基本とする。
●スケジュールを直近のもの(例えば1週間)だけで決めず、もう少し長いレンジ(2〜3ヶ月)で見渡す。
結局、月並みだけど「着眼大局着手小局」「Think globaly, act localy」が決め手で、その決め手を使えるようにするためにみんな苦労しているのかなぁ。

    

2003年11月17日

「図解表現」の技術が身につく本

★★★【「図解表現」の技術が身につく本 竹内元一著 PHP文庫】

* 2003/10に単行本で出たばかりの本。実は、図解関連の良い本はないかとずっと探していたのだが、立ち読みしても良い物は見つけきれていなかった。
* 今回、この本をたまたま書店で見かけて、パラパラとめくった程度で買ったのだが、過去に立ち読みしたどの本よりもコストパフォーマンスが高い。あたり前のことばかり書いているようだけど、実はノウハウが結構入っていると感じた。
* サブタイトルに「すぐに使えるビジュアル資料作成のノウハウ満載」と書いているようにパクれるネタがいっぱいあります。
* 495円であり、買っても損はしないと思う。 2003-11-17 (月) 19:01:32 (柴田ひ)

    

2003年10月30日

日経ビジネス 2003.10.27号

★★★【日経ビジネス 2003.10.27号】

* 利益率40% 驚異の経営キーエンスの秘密
o 一言で言うなら「部品に付加価値を付けて、顧客の悩みを解決し(つまりソリューション)、高い利益率をキープしている」と言うことになる。
o これも、「何だ当たり前」なのだけど、なかなか出来ない。
o 顧客が欲しがっているものは、高い金でも買うと言うことだと思う。なぜなら、それ(購入費・投資)以上の見返り(成果)が出るものだから。だから、欲しいのである。
* 特別対談 「失われた10年の先」 福井日銀総裁×ゴーン日産自動車社長
o 私にとってインパクト大きかった。
o 福井「日本は...目標を見失ってしまいました。」
o ゴーン「そうだと思います。私が日産自動車に来た当時、この会社が陥っていた状況は、そういった意味では非常に分かりやすかったですね。特に目立ったのは2つです。
o まずは従業員が混乱に陥っていたこと。従業員は全く途方に暮れていました。なぜこのような状態になったのかまるで理解できなかった。そして、どうやったらここから脱却できるかと言うことが分からなかったんです。
o 2つ目は自信を失っていたという事実です。従業員は自ら何をすべきか分からなくなっていましたし、経営陣に対する信頼も失っていました。
o つまり、会社に対する信頼がまるで失われていたわけです。そんな状況では目標なんかもてるわけはありません。
o ですから私がしなければならないことははっきりしていました。状況を分析し、なぜこのような低迷が始まったのかという原因を究明する。そして、いかにそこから脱却するのかを考えると言うことです。」

* 私がみなさんに「目標を持て!」と言ったのですが、みんなは目標を持てないほど疲れ切っている・混乱しているのでしょうか...
* そうだとしたら、私はまさに「裸の王様」です。もっと具体的な問題分析をしないとだめだということになりそうです。2003-10-30 (木) 00:18:27 (柴田ひ)

    

2003年10月29日

アイデアのつくり方

★★【アイデアの作り方 ジェームズ・W・ヤング著 TBSブリタニカ】

* 帯に「60分で読めるけど一生あなたを離さない本」と書いているように1時間で読める。
* 一生離さないかどうかはまだわからないけど、本質だけに絞って簡潔書かれている。
* アイデアを生む課程は、下記と書いてある。
o 1.資料集め     対比:食料集め
o 2.資料の咀嚼    対比:食べる
o 3.寝かせる     対比:消化
o 4.アイデアの誕生  
o 5.アイデアの具体化と展開
* 「なにそれ?当たり前じゃん」と思った人は、読んでみよう。
* もう一つ、心に残ったのは「どんな技術を習得する場合にも、学ぶべき大切なことはまず第一に『原理』であり第二に『方法』である。」と言うものがある。
* 他にも、使える言葉がいっぱいあります。2003-10-29 (水) 23:34:27 (柴田ひ)