2007年5月 2日

ヘッドフォンアンプ改造(15)

ヘッドフォンアンプの3枚おろしを行ったシャーシに対して改造を行った。
ヘッドフォンアンプ改造(14)とは異なり、大改造。

まず、シャーシの塗装と強化トランスを入れたケースを縦にした。
R0018503-s.JPG
トランスを縦に置くことで、オリジナルと同じトランスの配置になる。
つまり、電源トランス、入力トランス、出力トランスの巻線軸がそれぞれ90°異なり、X,Y,Zの関係となる。
これで磁気誘導ノイズが若干でも減ってくれると期待した。

また、真空管とトランスケースの距離が若干空くことで、真空管ヒータの熱によるトランスの温度上昇も若干防げる。
空いたスペースに新たにものを置くこともできる。

#以下、長文かつ写真がいっぱいなので、興味が無い人は続きを読まない方が吉。

さらに、ケースを黒のストーン風塗装とすることで、高級縮み塗装風になる(^^;。
R0018506-s.JPG
#上にスイッチがあると、鉄人28号のコントローラに見えるのが難点(^^;

トランスに仮配線を行った後、コネクタやスイッチを付けて写真を撮ってみた。
R0018512-s.JPG
ネジも黒く塗るかなぁ。

内部を見るとこんな感じ。
R0018513-s.JPG
しかし、この後で気が変わって、スイッチ類が変わります。

ここで、下準備。
入力トランスの出力側の線が短くて継ぎ足していたが、この際短く切って長い線をきちんとつけることにした。
R0018514-s.JPG
線材は撚り線のTPケーブル。

入力トランスには、特性が変わらないように、あえて銅箔などを巻かずに、両面テープとビニールテープで線を固定。
R0018516-s.JPG

さて、電源トランス周りを再び配線。
R0018518-s.JPG
左側のスイッチは、ヒータ用タップの0Vと2Vの選択スイッチ。
たかが直列/並列切替えだが」に記載の案3のSW4に相当する。
右側のスイッチは、B電源の125Vと150Vの切替えスイッチとAC100VのON-OFFスイッチを、2回路2接点のON-OFF-ONタイプ1個で兼用させている。

上から見ると、PostITに書いたスイッチの説明(手書き(^^;)が読める。
R0018519-s.JPG
シャーシ上、右の方にあるスイッチは、真空管ヒータの並列-直列切替えスイッチ。
たかが直列/並列切替えだが」の案3の図のSW1,SW2,SW3を3回路2接点ON-ONタイプ1個にしている。
#この結果、対応可能なヒータ電圧は、5.2V、6.3V、16V、18Vになる。

ヒータ周りの配線を済ました状態がこの写真。
R0018522-s.JPG
ここで、ヒータ電圧をチェック。一応うまく動いているようだ。
#但し、トランスのヒータ巻線側をアースに落としていない状態での測定。
#最終的にもアースに落とさなかったけど。>ヒータ巻線。
ちなみに、トランス周辺の配線はカホパーツセンタで購入したKYOWAの「耐熱電子ワイヤー UL3265 AWG20 長さ:2m×7色」というのを使用した。
#これ、ハンダごてがちょっと触れたぐらいでは、まったく皮膜が融けず、
#ハンダを染み込ませている間も皮膜が縮むこともなく、良いですよ。

並列-直列切替えスイッチのところは、さすがにごちゃごちゃしている(^^;
R0018523-s.JPG

ここで、LEDの交換ができるサブボードをどうするか悩んだ。
最初はシャーシ内に置こうかとも思ったのだが、LEDを交換するたびにシャーシを開けると、ただでさえバカになりかけているシャーシ下側のタップを切ってあるネジ穴がすぐにダメになると考えた。
そこで、トランスを立てたことで空いた真空管の後ろのスペースに穴を明けて、そこにシャーシ内側からLEDを表に出すことにした。
R0018528-s.JPG

ちょいと拡大。
R0018531-s.JPG

LEDサブボードは、当初帳面テープでのみ固定していたが、LEDを挿す際にテープが剥がれそうだったので、ホットボンドで基板周辺を固定した。
R0018532-s.JPG

これも、ちょいと拡大。
R0018535-s.JPG
青色LEDは、例によって真空管ソケットの真ん中の穴に差し込み。
入力のRCAピンジャックから、入力トランスは直付け。
真空管の間のスイッチ2個は、19AQ5-EL91切替えスイッチと、UL接続-3結切替えスイッチ。

次にアース母線とボリュームなどを。
R0018536-s.JPG
B電源のRCフィルタの2段目は200μFに変更した。
アース母線は、横ではなく、縦に引いた。
元はトランス間に渡していたが、そこに大きな電流が流れるわけでは無い。
そこで、B電源用のL型ラグ板からヘッドホンジャックに縦1本とした。
入力とランスからボリュームへは、細工した線で直結。ボリュームから真空管ソケットには2本のTPケーブルをツイストしたまま接続した。

#ここで試しにボリュームを回したときに、何か引っかかるような嫌な感触があったのだが、
#とりあえずそのまま作業を継続した。

次は真空管ソケットのLEDからLEDサブボードの配線など。
R0018538-s.JPG
LEDの足に絶縁チューブをかぶせてそのままサブボードに直結。
サブボードからアースに落とす線はやはり撚り線TPケーブル。
#アースは最後にまとめてハンダ付けする方が、他の作業の邪魔にならない。
#アース母線が上の方にあるので、その下が終わってから。

さて、一通りの配線が終わり、ヒータ電源チェックを行って火入れ。
R0018540-s.JPG
今回、LEDとパラにOSコンを入れた。20V47μFにしてみた。
また、トランスのB電源タップとアース間に、デカップリング用コンデンサとして250V0.22μFのフィルムコンデンサを入れてみた。
B電源の3段めのコンデンサは、オリジナルパーツキットに付いていた250V100μFをアース母線とL型ラグ板の間に配線した。
#スペースの都合と、少しでもアースを近くに(^^;という思いで。

B電源をL型ラグから出力トランスに給電する線は、これまた撚り線TPケーブルを2本ツイストさせたまま伸ばした。
但し、念のため絶縁チューブをかぶせている。
各種配線は、互いになるべく触れ合わないように空中に配置しているつもり。

フラッシュを炊かないと、LEDの青い光が結構いい感じ。
R0018546-s.JPG


しかし、ヘッドホンを繋いでみると、左chの音がでていない(T_T)。

ボリュームを回すと、時々左側からも音が出るので、やはりボリュームが壊れたと断定。
#ハンダ屑か何かのごみが入って、中を壊しているんだろう...。

ボリュームは奥深くに埋もれているので結構大変。

なんとか掘り出して、ボリュームレスにするために購入しておいた100kΩの固定抵抗で置き換えた。

不要な穴を無くすために始まったこの改造だが、結局大きな穴が目立つところに(^^;
R0018548-s.JPG

ケーブルで隠したりして(^^;
R0018553-s.JPG

でも、やはり目立つなぁ>真ん中の大穴。
R0018555-s.JPG
R0018561-s.JPG
R0018563-s.JPG
R0018564-s.JPG
R0018569-s.JPG

裏から見ると、トランスケースの穴の補修後や、外部電源用給電ジャックの穴が見える。
R0018571-s.JPG
#今回の改造で、外部給電は不要になったと考える。
#しかし、気が変わった時用に穴だけは明けている(^^;
#また、外部給電装置は、当初の野望通り、別の用途へ(^^;;

この写真では、真空管裏には赤外線LEDなのであまり目立たないけど、青色LEDにすると、これまた良い感じかなぁ。

ちなみに、音は低音が強くなった気がするのと、全体に静かになった(ノイズの雰囲気が感じられない)気がする。

特に、3結にしたときの低音の良さがなんとも言えない。
#まだ、エージングがあまり済んでいない19AQ5での話である。

今回の改造で、当面改造予定が無くなったかなぁ。

#ボリュームだけは、また付けるかもしれないけど。

投稿者 his : 2007年5月 2日 03:03
このエントリーのトラックバックURL: http://hoop.euqset.org/blog/mt-tb2006.cgi/58083
ヘッドフォンアンプ改造(16)
概要 ヘッドフォンアンプ改造(15)以来、久々に手を入れた。 ヘッドフォンアンプとして...
ウェブログ: shibata(hi) shokudou
時刻: 2007年6月23日 16:27
コメント

大改造ビフォー・アフターを見ているかのようでした。
ノイズが減って静けさが増すのは音質的には重要ですよね。
私も最近は3結で聴いていることが多いです。

Posted by: kleiber : 2007年5月 2日 07:21

kleiberさん:
>大改造ビフォー・アフターを見ているかのようでした。

お金が無いので「なるべく再利用」ということで、キットオリジナル部品をなるべく使う...はずだったんですが(^^;

ちなみにシャーシに張りつけている銅板は、某オークションで買ったものです。
折り曲げ加工までしてもらったんですが、それほど高く無く入手できました。
#同じサイズの銅板が後3枚あります。
#しかし、折り曲げサイズが微妙に異なるため、
#その3枚はシャーシにかぶせることは出来ないのが難点。

>ノイズが減って静けさが増すのは音質的には重要ですよね。

はい。

> 私も最近は3結で聴いていることが多いです。

3結のしっとりした感じと、UL接続のパンチのある音の両方とも捨てがたいところ。
PopsやRockはUL接続で聴いています。

Posted by: his : 2007年5月 2日 22:06

うぉー。YM-200を改造するとここまでできるんですね。
かっこいいです。

Posted by: アナログ素人 : 2007年5月 2日 22:44

アナログ素人さん:
> うぉー。YM-200を改造するとここまでできるんですね。

手間がかかりました(^^;

> かっこいいです。

ども(^^)

Posted by: his : 2007年5月 3日 01:39

ちょいと訂正。

his> トランスを縦に置くことで、オリジナルと同じトランスの配置になる。

パーツセットオリジナルのトランス配置だと、電源トランスと出力トランスの巻線の軸は同じだった。
勘違い(^^;

追伸。
限定品は各トランスが90°異なる軸にあるようだ。
http://www.e-kasuga.net/kasug_amp.htm#ari-head
http://www.2sc1307.jp/audio/head/19aq5-new4.jpg

Posted by: his : 2007年5月 3日 01:43
コメントする









名前、アドレスを登録しますか?





画像の中に見える文字を入力してください。